アニメ名作ランキング

アニメ名作ランキング(歴代)

アニメの名作ランキングです。日本の傑作アニメの歴代ベスト20です。テレビと映画が対象です。文化庁が国民のインターネットによる投票で選んだ「メディア芸術100選」に基づいています。1位は「新世紀エヴァンゲリオン」です。(戸川利郎)


順位 作品名、公開年、動画 解説
新世紀エヴァンゲリオン

(1995~1996年/テレビ)

動画(次回予告集)→

Amazonビデオ→
「ヤマト」「ガンダム」をしのぐ、大ヒットSFアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」。テレビ放映後、今春は劇場版完結編前半が公開されたが、なぞだらけのストーリーが人気を呼び、ファンは全国で800万人ともいわれる。しかし、複雑な物語に、お父さん、お母さんは首をひねるばかりだった。

【物語】
舞台は2015五年の第三新東京市。その15年前の「セカンドインパクト」と呼ばれる大災害から立ち直りつつある人類に、「使徒」と呼ばれる正体不明の巨大な敵が襲いかかる。

迎え撃つ超法規国際武装集団「ネルフ」は、使徒に唯一対抗できる「汎用(はんよう)人型決戦兵器」エヴァンゲリオン(エヴァ)を出動させる。

エヴァは、パイロットと神経が同調することではじめて操縦が可能となる。パイロットに選ばれたのは、シンジ、レイ、アスカ。いずれも十四歳の少年少女だ。

次々と攻め寄せる使徒。身も心も傷つきながら、戦い続けるシンジたち。十七体の使徒を倒した後、人類補完計画というプロジェクトをめぐり対立する、ネルフとその上部組織「ゼーレ」。戦略自衛隊の侵攻を防ぐため、アスカのエヴァ弐号機が孤軍奮闘するその時、突如、九体の白いエヴァが上空から舞い降りてくる…。

【未解明】
なぞがなぞを呼ぶストーリー展開がエヴァのだいご味。しかし、なぞは「多くが解明されていない」(劇場版完結編を配給する東映)。使徒とは何か。ロボットのようなもの、球体のもの、ついには人間と同じ形のものまで現れた。そして今春公開された劇場版完結編前半「シト新生」によると、人間も十八番目の使徒らしい。

さらに「アダムのコピー」といわれるエヴァとは何なのか。テレビ放映で登場した胎児状の小さいアダムと、地下ではりつけになっている巨大なアダムと、どちらが本物なのか。レイの出生の秘密は。第弐使徒はなぜ欠番なのか。人類補完計画とは。そして、内向的なシンジの精神的解放はあるのか-。残されたなぞは、数え切れない。

【ヒット】
1995年秋から半年間のテレビ放映(テレビ東京-TVH)は、視聴率は高くなかったが、多くのなぞを残したまま終了したため、話題となりブームが拡大した。1997年春公開された、完結編前半の映画「シト新生」は125万人を動員した。

ビデオやキャラクターグッズなど、関連商品も大いに売れ、「あんたバカぁ?」「逃げちゃだめだ」などのせりふが、一部の若者の間で流行するなど、「エヴァ現象」を巻き起こした。

なぞに加え、少年少女の内面が細かく描かれていることや、オカルトや宗教を連想させる言葉が多く使われていることなどが、人気の秘密と分析する人も多い。1997年7月には完結編後半「Air/まごころを、君に」が封切りされた。
風の谷のナウシカ

(1984年/映画)

動画(劇伴)→
有害な毒を発する森を舞台に、人間と自然との共生を描いたアニメ。父を殺された姫ナウシカ(声・島本須美)が、平和を取り戻すために立ち上がる。映画監督・宮崎駿の名を一躍高からしめた。

舞台は産業文明が滅んだ後の世界。人々は「腐海」と呼ばれる、毒と奇怪な虫に満ちた地域に脅かされながら、倦(う)むことなく戦争を続けていた。

とある大国が、前文明を滅ぼした究極の破壊兵器「巨神兵」をよみがえらせ、腐海を焼き払おうともくろむ。だが、毒の海はまた、命をはぐくみ地上に清浄をもたらす循環の要でもあった。自然の精妙さに気づいたナウシカは、身を挺(てい)して腐海とその主「王蟲(おうむ)」を守り抜き、伝説の救世主となる。巨神兵は、おのが姿を保てず自滅する。

かくて大団円、のはずだったが、映画公開後も連載が続いたコミック版で宮崎はエコロジカルな姫君の英雄物語を自ら否定する。腐海は前文明がしかけた装置であり、人間もまた不浄なものへと作り替えられた、と。

ナウシカは愛と正義と理想の隘路(あいろ)で苦しんだ末、前文明の意図を集約した「墓所」を、映画では暴力の権化だった巨神兵の力で破壊する。

清浄の地は現れぬ結末。絶対的価値なき時代の苦いファンタジーに変わっていた。

人間は自然とどう共生すべきか。宮崎駿作品の主要テーマはここから始まった。1984年の作品にもかかわらず、現代社会のゆがみを描いた内容は、古びるどころか、より現実感を伴って迫ってくる。ち密に描かれた動画も魅力的だ。
天空の城ラピュタ

(1986年/映画)

動画(予告編)→
見習機械工の少年パズーは、不思議なペンダントを胸につけた少女シータと出会う。ペンダントは軍や海賊たちも血眼で探していて、2人の必死の逃走が始まる。そしてそれが、伝説の空飛ぶ城の謎を解くカギであることが判明する。「千と千尋の神隠し」に現れる不思議な世界へのあこがれを、この作品からも感じ取れるだろう。アニメならではのスピード感ある逃走劇はハラハラの連続。素朴ながら、絵の美しさにも注目。

【あらすじ】山奥の小さな村でひっそりと暮らす少女・シータは、謎の男たちにさらわれ、飛行船に乗せられる。しかし、その飛行船を空の海賊が強襲。シータはそのドサクサで飛行船から落下してしまうのだった。一方、さびれた鉱山の町で機械工として働く少年・バズー。彼が作業場で後始末をしていると、そこにフワフワと浮きながらシータが空から落ちてくるのを発見。こうして出会ったシータとバズー。ふたりの冒険はここから始まった。 すべてはシータの家に代々伝わる謎の石・飛行石と空に浮かぶ伝説の帝国・ラピュタの宝に端を発していた。その宝を狙って、執拗にシータを付け狙う政府調査機関の特務将校・ムスカ。そして女ボス・ドーラが率いる腕っぷしは強いがおマヌケな海賊たち。一方、バズーは亡き父の名誉を守るためラピュタの謎を追っていた。それぞれの思惑がひとつになり、彼らは天空のどこかに存在するというラピュタを目指す。

スタジオジブリの第1回作品にして、スウィフトの『ガリバー旅行記』に登場する天空の浮島をモデルに、宮崎駿監督原作で描かれた、監督初のオリジナル冒険ファンタジーアニメーションである。かつて圧倒的な科学力と軍事力で、世界を支配した天空の島・ラピュタ。また登場する空飛ぶ乗り物の数々。宮崎作品特有の独特なメカニックは、見ているだけでも心が踊る。また、ヨーロッパの古城を思わせる緑豊かな城と、人間を近寄らせない無機質さが共存した「ラピュタ」 の造形はジブリ作品ならではの美しさで表現されている。『天空の城ラピュタ』はそうした描写すべてに、宮崎監督の思いが詰まった、まさに宮崎作品の魅力を凝縮したジブリを代表する名作冒険ファンタジーである。
機動戦士ガンダム

(1979~1980年/テレビ)

動画(第1話)→

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1979年のテレビで初放映された。子供から大人まで根強い人気がある、宇宙を舞台にしたロボット・アニメーション。

未来世紀、宇宙に向かって居住空間を限りなく広げていく地球連邦政府と、宇宙植民地サイド3(ジオン公国)との間に繰り広げられる戦いがストーリーの骨子。人類の半数以上が地球周辺に浮かぶ衛星都市に生活する時代の話だ。その一つが反乱を起こし戦乱の中、戦闘ロボット「ガンダム」 が連邦軍の秘密兵器として登場する。

ガンダムを操る主人公アムロら若者たちが、冷厳な戦いの中で成長する姿を描いている。キメ細かいメカの設定と心理描写が人気の秘密だ。

テーマは地球環境破壊。「増え過ぎた人類は、地球に対して罪滅ぼしできるのかを問いかけた」(富野由悠季)という。

だが最初のテレビ放映はさんざんだった。一年間52本の放送予定が、低視聴率のため42本で打ち切られる。しかし、放送が終わったところからガンダムの壮絶なブームが始まる。

一部に熱狂的なファンがいたことに目をつけた大手がん具メーカー「バンダイ」が、キャラクターの商品化に乗り出したところ、これが大当たり。驚異的なヒット商品になる。

1981年から1982年にかけてテレビシリーズを一部加工・編集したアニメ映画三部作が公開され、三作合わせて観客730万人を動員し約30億円もの配給収入を記録した。

プラモデルも発売され、当初はデパートなどで品切れ続出になるほどの人気を呼んだ。爆発的なガンダムブームを巻き起こした。
ルパン三世カリオストロの城

(1979年/映画)

動画(予告編)→

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出典:
日本のメディア芸術100選